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旭川の薬剤師道場

ここは薬剤師(特に自分)修行の場。 見学・修行、ありがとうございます<(_ _)>

出産エピソード その12

その11からのつづき>

ノックして中へ入ると妻はベッドで横になっていました。
点滴がされていて安静も必要だったため、
バルーン(尿道カテーテル、尿を管で外に出す)
がつけられていて動けない状態です。
そこには、赤ちゃんも居ませんでした。

それでも、病院の夕食はのどを通ったようだし、
元気に話しているので、少し安心しました。

しばらく話をしていると、

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出産エピソード その11

その10からのつづき>

低出生体重児は2500g未満の新生児のことを言うらしいのですが、
先天異常がなく成熟していていればほぼ問題ないとのこと。
以前、出生時の体重が軽いと将来の血圧が高いなどの
いくつかのリスクに関する論文を読んだことがあったので、
今後の発育なども気になるところでしたが、

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出産エピソード その10

その9からのつづき>

弁当をパクパク食べているではありませんか!?
とても病院の食事とは思えない、立派な御膳が
さっきまで出産していたそのベッドに運ばれていました。

さっきまでの貧血に対する心配も通り越して、
あきれ半分に笑ってしまいました。
これで、少し安心してもう少しで仕事へ行くことが
できそうだなと思いました。

職場の同僚に、

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出産エピソード その9

その8からのつづき>

「出血が1000cc少々あったので、[emoji:i-229]…」
「今のところは大丈夫ですが、今後の貧血の状態を見て
良くない場合には、輸血の可能性が考えられます。
今のところは考えていませんが…
吸引もありましたが、頭も大丈夫ですし元気です。
ゆっくり、休んでください。」
とのお話がありました。

出血のことが心配でしたが、先生の顔に深刻さはないため、
少し安心しました。^_^;

後日、別の内科の先生にこの出血のエピソードを
聞いてみたところ、

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出産エピソード その8

その7からのつづき>

出血!」 というDrの声とともに、
スタッフの動きが少しですが慌しくなりました。

「収縮は悪くない。悪くないが、一応メテナリンを!」との声に、
スタッフの方が点滴のラインのそばにいた
僕のところに寄って来ました。
ここに居てはまずいと思い、少し場所を空けたところに移りました。

スタッフの方は点滴のラインからメテナリンを入れました。
妻の収縮期血圧は50mmHgぐらいまで
下がっているのがモニタで確認できたので、
さすがに、そのときは僕もまずいと思っていました。

まずいと思いながらも、現在起こっていることと
治療の内容を理解しようと、 頭の中をフル回転させて、
「いつでも手伝うぞー!」という気持ちでした。

全然必要ないですし、邪魔なだけなのですが…

大学院時代の病院実習では、産婦人科を経験しなかったために、
メテナリンは子宮収縮に使われることが分かっていても、
出血を止めることに、なぜ使われているのかを一瞬理解できず、
「この治療だけで大丈夫なのだろうか?」という考えも浮かびました。

でも、「そうか、子宮が収縮してしまえば血管もふさがるんだ…」と、
理解できるように脳の回路がつながり、
スタッフの方が元の位置に戻ったので、 妻のそばに戻って、
手を握りました。

妻は顔が青ざめて、気分が悪いと言っていました。

また、「手がしびれる」との声もありました。

出血は止まりきっていなかったようなので、 何とか励まそうと、
なるべく話しかけ続けました。
先生も「手がしびれちゃったか…」と、止血の作業をしながら
周りのスタッフも同様に少し心配した雰囲気でした。

しかし本人は、「取っ手はを握りすぎて手がしびれちゃった」と、
まだボーっとしていたのでボソッと言いました。
実は、手がしびれたのは出血による貧血とは関係がなく、
いきむために掴む取っ手を握りすぎたからのようでした。

僕は、ずっこけそうになりました。

妻の言葉が、先生やスタッフの方々には聞こえてなかったようなので、
伝えたほうが良いか迷いましたが、 そんなことを考えている間に、
出血も止まったようで、 先生から、
今回の出産についての説明を頂くことになりました。

「出血が1000cc少々あったので、…」


その9へつづく>

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