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旭川の薬剤師道場

ここは薬剤師(特に自分)修行の場。 見学・修行、ありがとうございます<(_ _)>

母乳で授乳した女性はリウマチのリスクが低下するかもしれない

スウェーデンの研究者たちが、
リウマチの症状のある女性136例と症状の無い女性544例
を比較したところ、
13ヶ月以上母乳で授乳した女性は一度もしたことの無い女性
に比べて、リウマチになるリスクが約半分になるとのこと。
1ヶ月から12ヶ月の間母乳で授乳した女性では、
リウマチになるリスクが約25%低下したとのこと。

単純に子供がいても、母乳による授乳をしなければ、

リウマチになるリスクを低下させる保護効果は見られなかったそうです。

母乳で授乳するとプロラクチンというホルモンが上昇して、
免疫機能を刺激するため、
以前の少規模で短期間の研究では母乳の授乳はリウマチの危険因子
だと考えられていたようです。

しかし今回は比較的大規模で長期間での研究で、
違う結果が出たとのこと。

母乳による授乳のメリットは、
子供に対するものだけでなく、
母親にもいくつか認められてきていますね。

英国では6ヶ月までの母乳の授乳を推奨していますが、
達成率は低いようです。
仕事のある母親や生活環境などから、
全部というのは難しいですよね。

我が家の息子も、もう少しで6ヶ月になりますが、
妻ががんばってなるべく母乳になるようにしてくれています。
離乳食もあわてず6ヶ月過ぎから始めようと考えています。
がんばったおかげで、将来にメリットがあればラッキーです。

現在も将来も母子ともに健康!
そう願って医療だけでなく育児に関連するニュースや論文も
できる限り読んでいます。
これからも微力ながらですが、
情報をアップしていきますね
自分の勉強にもなりますからね

<参考>
Breast feeding, but not use of oral contraceptives, is
associated with a reduced risk of rheumatoid arthritis
http://press.psprings.co.uk/ard/may/ar84707.pdf
Ann Rheum Dis 2008;0:1–5.

Breastfeeding 'may cut arthritis'
http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/7395810.stm
BBC NEWS Monday, 12 May 2008



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コメント

おもしろいですね

リウマチの方が妊娠すると、一時的にリウマチが改善するという臨床的観察があったと思います。確か、ステロイドの発見でノーベル賞をとったHench(?)さんの文献だったかもしれません(?)。コルチゾールが上昇していい方向に働くのでしょうか?母乳の授乳の副効用ですね。症状の改善と、発症の予防の両方に効果があったのでしょうか?後ほど、ゆっくり原文を拝見いたします。また、よろしくお願いします。

Re:おもしろいですね

先生さすが良い推測しますね。論文の考察を読むと、閉経後の女性のコルチゾールが過去に母乳育児をした女性で高かったという研究があったようです。コルチゾールは免疫抑制効果や抗炎症効果のあるストレスホルモンですが、これらの効果がリウマチのリスクを下げているかもしれないとのことですね。ただし、授乳中の女性で高いオキシトシンはコルチゾールを下げることが知られているので、このことが以前、短期間では危険因子として示唆する研究があった原因ではないかと推測していますね。ただし、あくまで推測なので、更なる研究が必要ですが…母乳育児で閉経後にコルチゾール濃度が高いのは、なかなか面白い研究があるものですね。授乳中はオキシトシンが無くても、かわいい赤ちゃんでストレスホルモンが下がりそうですけどね…実際は大変な部分もあるようなので、女性にしか分からないことですが…

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